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体臭はどこから・・

体臭ってあれは、細胞液のにおいだ。

昔見た映画の中にこんなのがあった。
「バーディ」と云う映画でニコラス・ケイジが(多分)ベトナム戦争
で負傷して帰ってきた若い兵士役。顔中包帯を巻いている。
その彼が戦争に行く前の生活を、病院に、かつての友を見舞っ
て訪れた時に回想しながら喋る。

その中で、色々楽しかった思い出話の最後、唐突に戦争で砲
弾をあびて、自分の身が焼ける臭いをかいだ事を述べ始める。
その中にこんなせりふがあった。その時はふ~んと聞き流して
いた。

「・・なんだか懐かしい・・臭いなんだ。・・だけど、それは自分
の顔の焼ける臭いだったんだ・・」 自分の体の一部が焼けて
いる時の臭いを懐かしいと感じる・・・その感覚が不思議で、
ずっと忘れずに覚えていた。

しかし、これは本当だった。
 
2000年の春、マンマに異常を感じて、細胞を吸引するピストル
みたいな器具で数箇所細胞を取ってみたものの、何も引っかか
らず、ドクターと意を決して(即断したのは v-shan だけど)、日帰
り手術によって患部をすべて取り除いて、それを病理にかけてみ
る・・・ということにして、検査手術(って言ったかな?忘れた)をし
ていた時、麻酔で痛みを感じなくなっている胸のあたりから、懐
かしい臭いがした・・・

あとで、わかった。 ドクターが使っていたのはレーザーメス。
そのレーザーメスが肉を切る時に、肉が焼けて出る臭いだった。
レーザーメスって、麻酔をしていてもかなり熱い。熱いので何回
か麻酔注射を足してもらったほどだ。

レーザーメスで切られた皮膚が焼ける臭い。 実際にかいだの
はその時が初めてなのに、何故か懐かしい臭いだった。

これは汗かいた時、お風呂に入っていない時に匂ってくる自分
の体臭のコンクだ。

更に、手術の後、数日浸潤液が出続ける。 これの臭いも自分
の体臭のコンクだ。 最初、えらくどぶの様な、雑巾の腐ったよ
うな臭いがするな~と訝しく思っていたのだが、直にそれが自分
の皮膚を切った後の浸潤液の臭いだと解かった。 臭いはひどい
ものだったが、しかし、それはどこか懐かしい臭いでもあった。

その時思った。ニコラス・ケイジの喋ったせりふ・・あれは、自分
の身が焼かれるのを経験した者の実体験に基づいた言葉だった
んだと。

で、この臭いはつぶさに追究した結果、細胞液から発せられて
いる様だと解かった。 汗かいた時に臭うのは、この細胞液の
ほんの上澄みだ。

体臭が細胞液の臭いだ何て事を研究している医学者はいるの
だろうか?いたら、即刻、名乗り出るように!!

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