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椅子

A26a0203ヶ月ぶりに病院に行った。投薬外来。薬をもらうだけ。KO病院では、この春から投薬外来が土曜日
の午前中のみに変わった。さぞや混んでいるだろうと
思っていたら、意外と早かった。ドクターが、超スピード
で処理していたからだ。30秒。診察室に入ったと思ったら、座る暇
(いとま)もなく、「ではいつものお薬を」で終わり。こうしなければ、
外科全ての投薬外来を午前11時までに処理しきれないのだろう。
今日は切れずにおいた。

待合で呼ばれるまで待っていた時、また一つ病院の問題点を発見
した! 椅子。椅子の高さだ。

当初、待合のベンチの脇のいかにも補助椅子と云う感じの少し
背の高い円椅子に年配の女性患者が腰かけて待っていた。 
程なく通常の背の低い待合ベンチが空いた。 すると別の女性
患者が、その円椅子に座っていた患者に、こちらの方が背もたれ
があって座り易いですよ、と声を掛けた。見ると円椅子に腰掛け
ていた人は杖を突き、脚が見るからに悪そうだった。
勧められて移動してきたが、その時思った。

病院の椅子は高低、少なくとも2種類は有ってしかるべきだ、と。

足腰の悪い人にとっては、現在使われている低い椅子は腰かける際、
その低さ故に腰や膝に負担をかけ返って苦痛を増す。
腰や膝をわずらっている患者にとっては、立っている姿勢からスライド
する様な形で腰かけられる高さの椅子の方がいい。 座る時にも立つ
時にも腰や膝への負担を軽減できる。

なに。自分が今右膝を痛めているので、気が付いたのだ。
気が付いたからには、またここで叫んでおこう。
 
病院の椅子は高いのと低いのと最低2種類は用意しろしろ!!
せめて、整形外科の待合くらい、その程度の配慮はしろしろ!!

椅子に限らず、全ての物には体の弱い人の視点が必要だ。
ちなみに病院の外、街に有る物はどうか。
歩道橋。あれは、全くダメ。交通量の激しい所では脚の悪い人は向こ
う岸に渡るなと言っているに等しい。
駅。これはかなりいい。 配慮してかどうか知らないが、大体ホーム
中央にエスカレーターかエレベーターがある。これはとってもポイント
高い。V-shan も今日はいつもの長~い階段ではなく、中央コンコー
スのエスカレーターでホームに上がった。

世の中益々高齢化する。 こういう元気じゃない人の助けになる様な
発想が全てにおいて必要になる。 高度成長期にあっては兎に角
元気でばりばりの人の感覚・視点で物作りがされて来た。しかし、
今は逆に年寄り子ども、体の元気じゃない人の視点にたって物作り
しないとダメなんだと思う。

採算を考えるとなかなか・・・と二の足をふむのなら、大企業、大病院、
大公共施設が範を示していかなくちゃ。
そうすることがこれからは収益にも繋がるって事の道筋をつけていかなくちゃ。

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業務上過失致死

昨日のお昼の民放のTVニュースを見ていたら、水戸のある病院で
2年前心臓手術で患者を死なせた医師が茨城県警により業務上
過失致死の疑いで捜査されている、と報じていた。

ここ最近、医師が患者を死なせて、業務上過失致死で書類送検
されたり、取調べられたりすることが多くなったように感じる。

ま、ね。高校の同窓会なんかで、「え!あいつが医者になったの?」
「うわっ!絶対診てもらいたくないね。」なんて話はよくかわされるの
であって、今の様に医学部がたくさんあり、毎年多くの医師が輩出
される様になった以上、中にはスキルも知識もあやふやなのが居て
もおかしくはない事は、ま、確かだ。

だが、それはそれとして、検察や警察がこれまでせいぜい書類送検
くらいで済ませていた「死亡事故」も、業務上過失致死で捜査し始め
た真意がどこにあるのか、今一不明な気もする。
ライブドア事件の様に、検察が一定の価値基準を振りかざし、世直し
みたいに権力を行使するのであれば、やはり何勘違いしてんだ!と
いう気になるが、そうではなく、明らかに単純な医療ミスが増えてい
るというのなら、捜査もむべなるかな、である。

こういう死亡事故の場合、医師側と患者側とでは大いに受け止め方
がちがうであろう。とりわけ、医師側は、「こういう事故は万に一つの
確率で起りうるものであり、それを避ける事は、どの医師が執刀して
も不可能であったろう。」と云う。

危険性の確率はそのとおりであろう。
問題は、その様な危険があり、それを承知の上で手術に同意させる
だけの充分な説明を患者側に事前にしたのか?である。
おそらく、してはいないだろう。

医療も医師と患者の契約である以上、手術の際の最悪の事態につ
いてまでもきちんと患者に説明した上で、患者の同意を得て手術を
すべきである。患者も手術における最悪の事態を正しく認識した上
で手術を受けることに同意すべきなのである。

医療界はなぜそれをしないのだろう? 患者を見くびっているのか?
説明してもわからぬと思っているのか? 自己決定権は患者にある。
患者を子ども扱いするのはいい加減によしたがいい。

ただ、今後医師が患者に説明をし尽くし、患者もそれを理解・納得し
た上で手術を受けたとしても、尚、警察・検察側の業務上過失致死
の捜査を食い止める事は出来ないか~。
説明義務をし尽くし、患者の同意を得たとしても、死亡したら民事だけ
では済まされない。 やはり過失はあったかどうかの問題は残る・・。 

そこに警察・検察が介入してくる余地がある・・。
とすると、検察側はなにを考えているのだろう? の疑問はやはり
そのままか・・。

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