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業務上過失致死

昨日のお昼の民放のTVニュースを見ていたら、水戸のある病院で
2年前心臓手術で患者を死なせた医師が茨城県警により業務上
過失致死の疑いで捜査されている、と報じていた。

ここ最近、医師が患者を死なせて、業務上過失致死で書類送検
されたり、取調べられたりすることが多くなったように感じる。

ま、ね。高校の同窓会なんかで、「え!あいつが医者になったの?」
「うわっ!絶対診てもらいたくないね。」なんて話はよくかわされるの
であって、今の様に医学部がたくさんあり、毎年多くの医師が輩出
される様になった以上、中にはスキルも知識もあやふやなのが居て
もおかしくはない事は、ま、確かだ。

だが、それはそれとして、検察や警察がこれまでせいぜい書類送検
くらいで済ませていた「死亡事故」も、業務上過失致死で捜査し始め
た真意がどこにあるのか、今一不明な気もする。
ライブドア事件の様に、検察が一定の価値基準を振りかざし、世直し
みたいに権力を行使するのであれば、やはり何勘違いしてんだ!と
いう気になるが、そうではなく、明らかに単純な医療ミスが増えてい
るというのなら、捜査もむべなるかな、である。

こういう死亡事故の場合、医師側と患者側とでは大いに受け止め方
がちがうであろう。とりわけ、医師側は、「こういう事故は万に一つの
確率で起りうるものであり、それを避ける事は、どの医師が執刀して
も不可能であったろう。」と云う。

危険性の確率はそのとおりであろう。
問題は、その様な危険があり、それを承知の上で手術に同意させる
だけの充分な説明を患者側に事前にしたのか?である。
おそらく、してはいないだろう。

医療も医師と患者の契約である以上、手術の際の最悪の事態につ
いてまでもきちんと患者に説明した上で、患者の同意を得て手術を
すべきである。患者も手術における最悪の事態を正しく認識した上
で手術を受けることに同意すべきなのである。

医療界はなぜそれをしないのだろう? 患者を見くびっているのか?
説明してもわからぬと思っているのか? 自己決定権は患者にある。
患者を子ども扱いするのはいい加減によしたがいい。

ただ、今後医師が患者に説明をし尽くし、患者もそれを理解・納得し
た上で手術を受けたとしても、尚、警察・検察側の業務上過失致死
の捜査を食い止める事は出来ないか~。
説明義務をし尽くし、患者の同意を得たとしても、死亡したら民事だけ
では済まされない。 やはり過失はあったかどうかの問題は残る・・。 

そこに警察・検察が介入してくる余地がある・・。
とすると、検察側はなにを考えているのだろう? の疑問はやはり
そのままか・・。

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